トムソン型(ビク型)Thompson

トムソン型(ビク型)

トムソン型(ビク型)とは?

トムソン型(ビク型)は、板に施した溝加工に、同じ形状に曲げた刃物を埋め込んで制作した型です。トムソン型の長所は、金型やピナクルダイ®と比べて“低コスト”“短期間”で出来るところ。
使用するベースは主にレーザーで垂直に溝を切っていますが、100%垂直には切れません。刃はある必要寸法で切断しますが、100%その長さには切れません。切断された刃は治具を使用し曲げ加工を施しますが、こちらも100%垂直を維持したまま曲がりません。
そういった具合に幾分かの誤差と誤差で出来、最終的には職人が刃を叩き込んでいます。木型作製の仕組みとすれば、それもベストな工程なのです。
全てが100%でなくても、木型は精度が出ます。
しかし、それには機械や道具も大事ですが、最終的には職人の想いや、アナログ的な努力が良し悪しを決めます。
寸法精度が出ていれば、必然的にハーフも出ていますし、逆も然りです。 そのようなものが木型だと考えます。

ハーフカットについて

ハーフカットとは、シールの様に離型紙を残しながら基材のみを抜くこと。
レーザー加工の段階から溝を垂直にカットし、さらにその溝に刃を真っ直ぐに埋め込み、高さを整えるなどの特殊な技術が必要です。
ハーフカットの場合、刃型をお客様ご自身で調整しながら抜かなければならないため、刃型の精度によっては思うようにカットが出来ない事もあります。
弊社では、テスト抜きを行い何度も調整を重ねた上で、精度の整った刃型を納品しておりますので、お客様ご自身での調整も容易に行えます。
またテスト抜きを行った商品も一緒にお渡ししております。